猫に必要な栄養を考えたら、どんなフードを選んだらいい?

ピュリナワンウェットフードを食べる黒猫びび猫のコト
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こんにちは。最近猫の健康が気になる、猫大好き会社員です。
一番上の猫が9歳を迎え、もっと猫の健康について考えようと思うようになりました。

今わが家には猫が4匹います。みんな好みがわかれるので、何種類かのフードを用意しています。そこで今回は、猫にどんなフードをあげたらいいのか考えてみることにしました。

人と猫との栄養の違いから考える

まず最初に知っておきたいのが、猫と人では必要な栄養が違うという点です。
そもそも一般的には人は雑食性、そして猫は肉食性。この段階で、必要とする栄養が違うというのが分かります。では猫に必要な栄養とは?

主要エネルギー源
➡人は炭水化物、猫はたんぱく質

体内で作り出せない必須アミノ酸
➡人は9種類、猫は11種類

猫の主要エネルギー源はたんぱく質

→米・麦などを主とする炭水化物をエネルギー源
→肉・魚などの動物性たんぱく質をエネルギー源

猫は人より多くのたんぱく質が必要になるということですね。

猫は体内でつくり出す栄養素が少ない

たんぱく質を構成する必須アミノ酸は、全部で約20種類。
そのうち体内で作り出せないのが、人が9種類なのに対して、猫は11種類。猫のほうが2種類少ないということになります。


肉食性の猫は、動物性たんぱく質をうまく取り入れる消火器のしくみと酵素を持っています。その一方で、炭水化物をうまく取り入れることができません。

知っておこう5大栄養素

生命維持の基本になる「5大栄養素」とはどんなものなのか、この機会に知っておこうと思います。

たんぱく質
体のもとを作る猫の主要源
複数のアミノ酸の化合物で、筋肉・皮膚・酵素・ホルモン・抗体などを作るもとになる

炭水化物
猫には必須ではないが、炭水化物に含まれる繊維質は腸内環境の改善に役立つ
人にとっては主要エネルギー源

脂肪
非常時のエネルギー源として蓄えられるもの
蓄え過ぎると肥満になるが、適量は必要

ミネラル
骨や歯の構成成分になるほか、神経伝達や体内の水分調整などに役立つ

ビタミン
たくさんの種類があり、体の機能を正常に保つために必要なもの
過剰でも不足でもだめです。

どんなフードを選んだらいい?

では、愛猫の健康を考えたら、どんなフードを選んだらいいのでしょうか。

栄養バランスの良いフードを選ぶ

猫の餌には、「総合栄養食」と「一般食」があります。

総合栄養食:猫に必要な栄養成分をバランスよく配合したもので、主食として与える。
一般食:これだけでは栄養が足りない、おやつとして与える。

まず猫には、総合栄養食を選ぶ必要があります。総合栄養食=ドライフードのイメージがありますが、ウェットフードにも総合栄養食はあります。パッケージに記載されているので、ご確認ください。

ひと昔前は、ご飯に味噌汁をかけた‟猫まんま”を与えていました。実はわが家もそうでした。猫の栄養から言えば全然足りなかったということですね・・・

ドライフードとウェットフードの違い

同じ総合栄養食なら、栄養の吸収の違いはないようです。大きく変わるのが水分量です。水分量を多く取る必要がある猫には、ウェットフードが適していますね。

総合栄養食のウェットフードとドライフードを一緒に与えると栄養バランスが崩れる可能性があります。逆に一般食のウェットフードだけでは栄養が足りないので、ドライフードと一緒に与える必要があります。ウェットフードがどちらなのか、必ず確認してから与えましょう。

添加物が入ってないものを選ぶべき?

ドライフードは保存を前提として作ったものなので、保存料を使った物が一般的です。記載されていなくても何かしら入っているので、あまり気にしない方がいいと思いますよ。

気になる方は、無添加のフードを選ぶのがいいと思います。ただし、無添加のフードはお値段がちょっと高めです。

その他

猫の年齢によって、フードは変えたほうがいい?

摂取すべき栄養素は変わりませんが、年齢や体重によって必要なカロリーや必須アミノ酸の量などが変わるので、フードも変えたほうが良いです。

幼猫期・成猫期・老猫期・妊娠/授乳期
それぞれのライフステージにあったフードを与える必要があります。

グレインフリーのフードがいい?

猫は肉食性なので、炭水化物が入っていないフードの方がいいと耳にします。でも今のドライフードは、吸収しやすいように加工されているので、あまり気にしなくてもいいようです。

ただし穀物アレルギーのある猫には、グレインフリー。

毎日同じフードで大丈夫?

総合栄養食は猫の栄養バランスを考えたフードなので、毎日同じものを与えても問題ありません。もし飽きるようなら、たまに違うフードを与えて変化をつけてあげるのもいいと思います。

まとめ

個人的にフード選ぶとき1番に考えるのは、猫に必要な栄養が取れるフードかということですね。愛猫に合うフードを選んであげたいものです。

ちなみにわが家では、総合栄養食のドライフードと、一般食のウェットフードを与えています。ドライフードだけでは便秘がちになる子がいたので、ウェットフードを取り入れました。栄養バランスも良く、必要なカロリーなど取れているので今のところ大丈夫そうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
少しでもお役に立てれば、幸いです。

 

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